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2008年6月16日 (月)

—金子幸嗣・新屋真摘共著「年金が危ない!」マイコミ新書2007/11/30—

素人向けにやさしく書かれた啓蒙書。いわんや素人ではないひとにもとても良く解る。(笑)副題が示すテーマは「制度が存続しても老後の生活は大崩壊」。それでも「リタイア世帯の約6割は公的年金のみで生活している」現状では、打つ手無くただ野垂れ死にするか、はたまた宝くじの幸運に期待するしかない。「制度は100年安心、年金生活は破綻」である。
著者の金子幸嗣氏は社会保険労務士であるが講演や著述業にも手を広げている。社労士として成功するなら中小零細企業を相手にしているだけでなく、このような道もある。年金問題に関してはジャーナリストや学者研究者の著したものなど多々出版されているが、社会保険労務士ももっと活躍の場を増やせるのではないか。
200ページの新書版だが、あちらこちらにアンテナを張り巡らせた結果を裏付にしているので説得力がある。自民党、民主党の法案、あるいは政治家の発言、白書その他の文献、ホームページ等々。基本となるのは日々のデータ収集プラス全体を見る力。
花澤条文については「厚生年金保険制度回顧録」を某国立大学附属図書館蔵書にて発見、近いうちに借りてみようと思っている。著者のコメントからは官僚の優秀さについてあまり良いようには伝わらない。花澤条文のことは初耳だったのだが、既にこの業界?では有名な話でネットで検察した中で福原誠氏(神戸市在の社労士)はむしろ好意的見方をしている。どちらにしろ現物を見るにこした事は無い。

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