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2009年1月 5日 (月)

-今朝の日経を読んで-

 今朝の日経を読んで感じたこと。まず客員コラムニスト田勢康弘氏のコラム「核心:「危機」に考えるべきことは-「日本流」自信持って発信を」。<われわれは・・・自分の身は自分で守るしかない、国も企業も頼りにならない>ので<山を登ることばかり考えるのではなく、山を下りる、すなわち下山の哲学を国家としても持たなければならない>との当たり前のはなし。ただし、問題提起を”われわれ”で始め、結論は”国家”では何か辻褄が合わない。われわれが国家を動かす?評論家ってそんな視点でコラムを書くのだろうか。危機がやって来る前からこう言っていたのならすごいと思うし、われわれ(あるいは国家)はそれなりの準備が出来たかもしれない。
 今回の原因についてはフランシス・フクヤマの言葉を引用し、<アメリカの・・・減税と規制緩和と小さな政府が成長の原動力になるという考え方>が結果的に<金融業界の監督を怠り、社会に多大な打撃を与えるのを放置した>からである、とこれまた目新しさはない。<われわれはいまから日本らしい文化に立脚した考え方を国家再生の基礎にして、世界に発信していかなければならない。>さらに<一神教が激突する世界にあって日本ほど多神教的寛容さのある社会はない>と言うがこれも昔から繰り返し言われて来たことである。
 次に同じく客員コラムニスト西岡幸一氏の「経営の視点:危機下の戦略 どう描くか-優先劣後の事業選択 果断に」。<まず身をかがめて傍観しているだけでは経営ではない。瞬く間に需要の潮位が引き、思考停止している間に喫水線の浅い船も深い船も残らず座礁しかねない。><世界不況の先を見込むと、再び満ち潮で船は全部浮く、とは期待しにくい。強い部門はもっと強くし、弱い部門は・・・ふるいにかける。赤か黒か白か、きっちりタグを付けなくてはなるまい。>ということだが、いわゆる”選択と集中”は当然やって来ているはず、いまどきそんな生温い経営をして生き延びて来た企業が万に一つあろうか。
 ほかにもゼミナールややさしい経済学のシリーズものが今日から始まっている、ぜひご一読を。

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